新規案件で対応すべきブラウザについての考察(2020年8月現在)

共同作業しているデザイナー氏と新規案件での対応ブラウザについて意見交換することがあったので、記録として残したいと思います。


WEBサイトを新規構築する場合、どの範囲までの動作環境を想定するかが問題になります。

当方が新規でサイト構築の依頼を受けた場合、原則的には、現状の最新環境から過去一年以内までに店舗で普通に購入できる環境までを対応範囲と考えております。ざっくり言えば、Windowsであれば10、MacであればMojaveあたりでしょうか。当方の手元に検証環境がない場合、速やかに実機で構築する事が必要だからです。

スマートフォンの場合、バッテリーの寿命からみて4年を超えて使われることは稀であり、原則的にOSを最新にアップデートして使われるのがほとんどであるとして、iOS、Android共に最新バージョンを対象として考えます。スマートフォンの場合はOSバージョンよりも画面サイズの方に気遣います。最小サイズとしては第1世代iPhoneSE(4インチ)までを対象に考えています(当方の取引先でまだ数名の利用者がいらっしゃるので)。

お客様から特に注文がない場合は、上記を線引きにしています。

IEのバージョンについては、Windows7が公式サポート外になったのを受けて、IE10以前は明確に対象外としています。IE10以前は、セキュリティの面から一般公開するサービスではもはや使ってはならないものです。仮にイントラネットでも、無理に使う理由はもはや無いでしょう。

反面IE11は、マイナポータル、確定申告など、必須環境とされるシステムが少なくないので、当面は生き残るのではないでしょうか。シェア的にもまだ無視はできません。いずれ消えゆくのは確実でしょうが、現状ではお客様のPCに普通に入っているものを使わないように要請するのは難しく思います。

Microsoftのサポートは2025年まで続くようですが、2020年6月でTwitterが非対応となり、近々Youtubeの非対応が噂されていますので、一般的なユーザーにとって急速に普段使いのできないブラウザとなりつつあります。

結局は、想定される利用者層によります。ビジネス、官公庁、教育機関(学校)関連は、環境がレガシーに縛られる場合も多いので、まだしばらくはIE11の対応が必須と考えます。一般ユーザーでも、シニア層は、古い環境のままで積極的に新しいものへ変えようとしないかもしれません。

これらを鑑みて、原則はモダンブラウザで制作し、レガシー対応が難しい場合にはデザインや操作性を多少変える形で同等機能を提供する方向になると思います。

これまでフロントエンドについて書きましたが、サーバーサイドの環境でもできる限り最新の環境に合わせていくのが望ましいです。PHPは7.4でないとWordPressからも警告を受けるようになりました。PHP5.xといった古いバージョンのPHPでセキュリティ問題を塞いでの運用には限界がありますので、現行のサーバーが古いバージョンのままアップデートできない場合は、サーバーの移転を含めて検討すべきです。(中には未だにPHP4というレンタルサーバーも残っていたりします…)


この話題は定期的に書き記して見直すことも必要に思えますので、ここに記録しました。

類似の事でご相談ございましたらお問い合わせください。

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